兵庫教育大学・勝美印刷株式会社協同
Eスクエア・アドバンス
「IT活用教育推進プロジェクト」
2005/04/15
更新
*プライバシーやノウハウ保守等のため、研究員同士の情報交換の全てを公開しているわけではありませんことを予めご了承ください(勝美・三原)
◆◇◎E-スクエアアドバンス ニュースレター(最終版)◎◇◆
今回のプロジェクトも無事終了しました。皆さんのご協力の賜です。今月中旬に尾崎氏より教材の最終版が送られてきます。そのときはお知らせいたします。(成田)

●皆さんからのお便りです。
○末廣さん
プロジェクトの完成おめでとうございます。今回このプロジェクトで子どもたちがよく勉強をし、成果が上がったことをとても嬉しく思っています。プロジェクトチームの皆様お疲れ様でした。試みに感謝いたします。今後の研究については、院生の橋本さんとご相談の上ご検討ください。また、新たな年度がスタートいたします。ますますお元気で ご活躍されますことをお祈りしています。

○南 仁 コンピュータ教育開発センター 
お世話になっております。貴プロジェクトで得られた成果は、今後益々全国の学校現場や関係者から注目をされると確信しております。今後も益々のご活躍を祈念申し上げます。先生方との出会いは私にとっても意義深いものとなりました。ありがとうございました。

○尾崎卓司 勝美システムズ
お世話になりました。私の力不足でいろいろとご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。今回、非常に貴重な経験をさせていただき、とても感謝しております。ありがとうございました。

○西谷 さんの教室 
昨年7月に採択されたというお知らせをいただいたときは、プロジェクトの重要性が認識されているということでものすごくうれしかったです.ま
だ日本ではこのような実践はあまりなく,取り組みのきっかけの段階だと思いますので,改善して行く余地はあるかと思います.でも今の段階で,実践につながる素晴らしい教材ができ,皆さんと共同で研究できたこと,本当にうれしく感じています.子ども
たちは,少し工夫したり,楽しい教材を使うことで反応が全然違ってくることを,再確認しました.開発にあたっていただいた尾崎さんには時間的な厳しい条件の中で作っていただいたこと感謝感謝です.このプロジェクト今後につなげていくことができればいいですね.どうもありがとうございました.

○ 田中さん
・タブレットPCによる書字改善プロジェクトに参加して本校では、正しく書けないひらがながいくつかあり、なぞって書くことも少し困難な児童が参加しました。紙での練習でなかなか成果の上がらなかった児童です。その児童が今回のプロジェクトで、短期間の練習にかかわらず、思わぬ成果を上げたのです。なぞり書きで正しく書けなかった字が、一字ですが、正しくなぞって書けるようになったのです。これは!と思って、我々担任は、視写もできるようにしようと、今までになく、彼の書字指導に力が入りました。その後、彼は紙での視写練習を約一月続け、視写が正しくできるようになってきました。

今回の取り組みを通じて、注意集中が困難で視覚認知に問題があるため、書字がなかなか、改善されなかったのですが、そのような障害に対し効果があることが示唆されたように思います。彼は、ゲームの方でも、どんどん成績を上げ、注意集中力を高めているようです。
 
もう一人、中度知的障害の児童が、タブレットで練習してみました。この児童は、まだ一字もひらがなを書くことができません。何年間もなぞり書きでひらがな練習している児童です。タブレットPCで練習すると、筆順アニメで確かめ、どこから書き始めるか注意するようになりました。筆順を今まではほとんど意識したことはなかったのですが、タブレットを使うと、何度となく、筆順アニメを見て、アニメの通り書こうとしていたので、このようなところにも効果があるのだと感じました。今後もいろんな児童に対して続け、どんな効果があるのか、確かめたいと思っています。また、そのような効果が見つかれば報告させていただきます。
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO82
1 日本特殊教育学会第43回大会での自主シンポジュムについて。
明学の金子氏より、「特殊教育学会の自主シンポに、ぜひご一緒させてください。」というエールが届いております。これで安心しました。ただ、社小の小林氏からは、「残念ながら参加できそうにありません。理由は、9月23日〜25日は、運動会の日程と重なりそうなこと、仮に、運動会がその辺りになくても、稲の刈り入れをしないといけないのです。」という「えらいローカルなお返事」(^_^)を頂戴しています。この時期はいろいろな行事が学校にありますよね。事情が理解できます。 

2 シンポの報告者は以下となります。
 事例発表者 西谷、田中、橋本、橋本 プロジェクト報告者 金子健、成田 滋

3 日本特殊教育学会の大会参加申し込みは以下のページからです。会員である必要がありますが、、、
   http://www1.accsnet.ne.jp/~tokkyou/

4 3月4-5日のCECでのプロジェクト成果発表会で田中さんが発表します。皆さんから以下の要望事項に答えてあげてください。
 1)  成果発表会で、上記の具体的なデータを示したいです。意欲が高まったということの具体的なデータが欲しいです。
 2)  書ける文字が増えてきたということがわかる具体的なデータも欲しいです。
 3)  文字の形が改善されたという報告をされていた方もあったと思います。指導前の文字、指導後の文字、それぞれの画像を是非お送りいただきたいです。

4 CECへ提出するプロジェクトの報告書原稿は、勝美システムズに渡して、出来上がりを待っております。なお、この報告書はCDに焼いて皆さんへもお渡しします。

5 プロジェクトの終了後も、教材を活用した研究実践を是非お続けください。もし、それがないとタブレットPCの回収に伺うかもしれません(^_^)。
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO81
今夕、第14回の研究協議を開きました。以下、議事録です。

出席者、石野、田中、尾崎、成田。
-----------------------------------------------
●協議話題

1 教材作成の改善に関する要望と回答
石野さんから漢字教材に関する以下の指摘があります。これらについては、尾崎さんに修正していただきます。
◎音声が違うもの
天・字・本・車・糸・字・玉・音・夕・正・早
◎絵がないもの
天・気・学・校・正・分 
◎イラストが違うもの
 名の字のイラストと同じ
◎書き順が違うもの
 円・入

2 トップページに迷路の枠を作りそこから課題へリンクさせる。
 --->尾崎さんに了解してもらい作っていただくことになりました。
 
3  迷路課題について、西谷さんからBBSにいくつかの質問が寄せられています。
 1) 「もう一度練習するときは右のボタンを押して下さい」と表示されますが,右のボタンという表現がわかりにくいので「緑色のボタン」または「★」のボタンなどとしたらしたらどうかと思いました.」
 --->尾崎さんに改良していただきます。

 2)  「その課題について,図柄の色が違うので弁別が簡単すぎると思います.色は同じで図が微妙に違うというパターンがあればと思います.」
 --->尾崎さんから、「図柄をどうするか、色の明るさをどう違えましょうか?」という質問が来ています。成田の意見では、これまで教材はそのまま残し、別な図柄で色を変えたものをいくつか作って頂くという提案です。西谷さんからも以上の点について回答をお願いします。

 3) 「迷路課題ですが,壁を突き抜けていても道筋がポイントを通っていれば正解になってしまうので,壁を突き抜けた場合は不正解にして頂ければと思います.」
 --->尾崎さんから「壁を太くしてその中にセンサーを埋め込むと、何回壁を突き抜けて書いたかがわかる。一度でも突き抜けると正解としないか、あるいは1-2回の突き抜けや許容するという選択もある」という回答です。
---> 成田からの提案は、「現在のはそのままにして、別に数種類の迷路を尾崎氏の提案にそって作ってもらう。その場合、迷路は簡単なものとなり、1-2回の突抜は容認して正解とするような教材とする。」
--->尾崎氏に以上の提案にそっていくつか作ってもらうことになりました。

4 3月4日・5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」
 1) 成田がプロジェクトの観点や目的、教材を紹介する。そのあと、田中さんから事例に共通する特徴的な成果、指導の工夫、課題などをビデオクリップを中心に報告してもらうことになりました。
   2)  発表スライドは田中さんが作り、それを勝美システムズで体裁を整えて貰う。
ビデオクリップは田中、西谷さんから寄せられて動画を10-20秒のクリップとして田中さんが編集する。ビデオクリップは、ポスターセッションでも紹介する。
 3) ポスターセッションの準備は三原氏ら勝美システムズに依頼する。

5 今年9月23日〜25日までの日本特殊教育学会大会でプロジェクトの成果を発表する。
 1)自主シンポとして申し込む
 2)発表者を田中、西谷、橋本、成田、橋本(院生)、小林氏(交渉の必要)とする。また、明学の金子健教授にも発題してもらう。
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO80
1 教育のIT利活用は停滞の危機にあるという報告書が公表されています。
社団法人・日本教育工学振興会(JAPET)は、学校教育でITを活用するための方策をまとめた「ポスト2005年に向けた『教育の情報化』の課題と提言」を発表しました。この報告書は、教育の情報化に関係する文部科学省、経済産業省、総務省に提出されたところです。IT整備状況の現状分析を踏まえて、「学校事務の情報化の推進」「一般教科でのIT活用とIT環境の整備」「サポート体制の確立と地域教育IDCの設置」について
具体的な提言をまとめてあります。
★詳しい記事は以下のサイトへ
http://www.mainichi.co.jp/r/edumail050218_1.html

2 先日、今秋金沢大学で開かれる日本特殊教育学会大会でプロジェクト成果を発表してはどうかという提案をいたしました。それに対する分担者らから順に寄せられている回答です。何とか、皆で成果を公表し普及したいと考えます。
   -------------------------------
南さん(CEC):
CECのプロジェクトの成果が広く普及啓発されるというは大変有難く思います。 どう
ぞよろしくお願いします。
橋本さん:
特殊教育学会の自主シンポでの発表についてですが、私としては賛成します。軽度発達障害へのアプローチは、近年の話題でもありますし、指導法についての議論も様々ですから、有効な提案になることと思います。
西谷さん:
学会発表賛成です。他の取り組みでもポスターや自主シンポにエントリーする予定ですので時間が重ならなければいいのですが。それから、特殊教育学会の日程が学校の運動会と重ならないといいのですが。

3 ●第14回の研究協議を以下の要領でいつもの音声会議室で開きます。お集まりくだ
さい。
  **期日 2月19日土曜日の午後9時から10時です。
  **協議話題
    教材作成の改善に関する報告--尾崎氏
    継続している授業実践の進捗--各分担者
    3月4日・5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」の発表内容について 田中・成田
    日本特殊教育学会大会におけるプロジェクト成果の発表
    その他
  http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/tc/
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO79
●尾崎氏より教材更新の連絡がありました。更新内容は以下の通りです。
彼からの皆さんへの質問はこの土曜日の会議で協議いたします。回答を
ご用意ください。
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1.書字プログラムを全面的に修正
不安定だった履歴の保存を修正、操作をシンプルにしました。

2.得点管理を追加
保留になっていた得点管理を追加しました。
画面スペースの問題で当初のイメージと異なりますが
画面左の星マークは得点の積み重ねによって色が変わって行きます。
10、50、100、200、300、400、500、1000以上で変化します。

3.迷路課題を追加
迷路課題を5追加しました。
いただいた資料と画面の制約が異なるので
画面サイズでレイアウトしています。今の課題では複雑でしょうか?
後5課題追加する予定ですのでご感想をいただければ調整したいと思います。

4.データを軽量化しました。
7MB近くあったデータを5MB以下にしました。
書字プログラムの構造を変えてデータを効率化したため。

○ダウンロードURL: http://www.kogumadesign.com/CEC/

●CECに提出する原稿はGETAにアップしてあります。なお、田中さんからの希望で
彼の氏名と学校は、他の方と同様にイニシャルにしてあります。
  http://grace.ceser.hyogo-u.ac.jp/geta2/

●第14回の研究協議を以下の要領でいつもの音声会議室で開きます。お集まりください。
  **期日 2月19日土曜日の午後9時から10時です。
  **協議話題
    教材作成の改善に関する報告と協議--尾崎氏
    継続している授業実践の進捗--各分担者
    3月4日・5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」の発表内容
について 田中・成田
    その他
  http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/tc/

◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO75
勝美システムズの尾崎氏より教材作成に関する連絡が届いています。その要旨をお知らせします。

1 課題のほうでは点つなぎ、線つなぎ、選択抹消、漢字、ひらがなは公開済みである。残っている作業としては以下のことである。
 ◎書字の記録が不安定である。
 ◎迷路課題
 ◎得点管理(練習ごとにポイントがたまる)
2 現在、書き込みデータが不安定になる部分の修正し、右側のプログラムを再製作している。ただ十分な結果が得られず、引き続き作業を続けている。
3 今週中には新しい書き込みサンプルを提示したい。
4 後は現在の課題との入れ替え作業をしている。200近いプログラムの書き換えに時間がかかっている。
5 こうした残された作業と合わせて、来週中にはプログラムを一旦完成させたい。
6 以前、リクエストがあった左利き版等も同じ時期に公開する予定である。

●現在、CECへ提出するプロジェクト報告書をまとめております。教材の活用上の方略と指導方法などをまとめたりしています。イラストをたくさんいれて、読みやすいものにしようとしています。あとは、橋本氏からのもう一本の原稿を待っております。
(^_^)
本文のデザインなどは、プロである勝美印刷株式会社にお願いします。
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO70
田中先生とお会いし、3月4日、5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」の打ち合わせをしました。当日の発表は一課題あた
り20-30分という想定で、二人で分担して発表することになりました。発表の準備は以下です。

1 本報告では、授業実践での成果/課題を強調する。
2 教材、授業場面の静止画像とビデオクリックを使い、ビデオと音声で授業実践が聴衆に伝わるようにする。
3 成田がプロジェクトの趣旨、目的などを説明する。5-10分位、そのあと田中氏が授業実践を報告する。10-20分位  質疑は両人が担当する。
4 田中氏が15-20秒くらいのクリップを数本編集する。
5 発表のプラットフォームはパワーポイントとする。
6 授業実践は、分担者からの報告原稿を検討し成果や課題をまとめる。
7 会場ブースの設定、機器、ポスター類などの準備は勝美印刷株式会社が行う。成田、田中氏は説明役にまわる。

○各分担者からの報告原稿は、GETAの[ファイルの共有/報告書原稿]フォルダに急ぎアップ願います。
○CECへの報告書の納品は2月19日となっています。編集作業がありますので、皆さんからの玉稿が必要です。
◆◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇◆ NO69
プロジェクト研究と実践は研究期間後も続きます。更新される教材を使い、指導方法や指導成果をあげてくださるようお願い致します。以下、いくつかのお知らせです。

1 研究分担者の皆さんに3月4日、5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」への参加をお願いしておりました。学校などの都合で、お一人しか参加出来る方がおりませんでした。田中先生に出席していただくことになりました。発表は、田中氏と成田でいたします。
2 当日の成果発表会での公開展示では、勝美印刷株式会社に準備していただくことになっております。

3 教材が更新されています。ダウンロードは下記でどうぞ。 
 http://www.kogumadesign.com/CEC/
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO64
成田です。”月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。”心に浸みる奥の細道の序文です。早1月も半ばを迎えます。今月も引き続き授業の実践をお願い致します。
なお、尾崎氏には残っている教材の完成と選択問題の制作を依頼中です。

皆さんから年賀のたよりを頂戴いたしております。以下、CECの南氏からの年賀状兼依頼分です。提出原稿は小生が作ります。この発表会に参加を希望される方おりませんか?おられましたら小生宛ご連絡ください。
------------------------- 南氏より ------------------------
あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりありがとうございました。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

早いもので、本年3月4日、5日の「平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会」の
開催まで2ヶ月となりました。
当発表会においてIT活用推進プロジェクト「読字・書字障害児へのタブレットPC 利用
と指導改善」のご発表を宜しくお願い致します。
現在、発表会開催に向け準備を進めておりますが、発表会にて発表レジュメを製本し
て参加者にお配りを致します。何卒以下の事につきましてご理解とご協力を宜しくお
願い申し上げます。

○レジュメへ掲載する貴プロジェクトのレジュメ原稿のご提出。
・作成要領:添付のファイルをご参照下さい。
・提出先・方法:メールに添付にて 16seika@cec.or.jpにお送り下さい。
○発表者のご連絡。
・発表者:所属、役職、お名前
期限:2005年1月31日(月)中

ご多用中の折り誠に恐縮ですが宜しくお願い申し上げます。
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO63
薫春献賀

本年もE-スクエアアドバンスでの実践研究での皆様の御活躍を期待いたしております。早速ですが皆様には、授業実践報告をお願いいたしております。この授業実践は以下の様式にそってお書き下さい。そのままでなくても結構です。
 1) 子どもの様子や発達状態
   --暦年齢、生育歴、診断名、
 2) 子どもの学習形態や所属
   --例えば通級指導、固定特殊学級、交流の実態など
 3) 学習や行動上の困難な点   
   書字-読字の特徴(つまずいていること、こだわり、書字の特徴、など)、学習態度、得意な教科、特技、保護者からの生活面での指摘、
 4) 指導の場
   --どのような指導案(レッスンプラン)か
   --めあての確認
   --書字練習の順序--手本を見る、書き順を知る、書いてみる、◎が連続3回続くまで練習する、読みを覚える、紙に書いてみる(小林氏のレッスンプランより)
 5) 指導の展開
   --ひらがな/漢字の場合--乱雑な書き方、混同する字、傾く字、線のバランスが
悪い字、判別しにくい字、点や線が落ちる字、などの確認

◆それから尾崎氏には漢字の完成教材をアップしていただきたく存じます。どうかよろしくお願いいたします。
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO62
◎第13回の研究協議を12月26日に開きました。その議事録です。

協議話題
1 選択問題の作成を今年中にサンプルをアップする。
意見1:選択問題はランダムがいいと思います。子どもたちの、視覚認知の力をつけ、ひらがな、漢字の習得に活かすという意味で、様々なパターンがある方がいいと思います。
意見2:いろいろな段階の子どもがいますので、ステップアップするパターンで、1段階で何種類か、それができるようになると、2段階へ。そして、3段階ぐらいでいいのではないかと思いますが。
意見3:絵柄がはっきりと違えば多いほうが問題としては簡単ということです。
意見4:正解の絵柄の割合はプログラムを書いてからでも変えられますので見ていただいてからに調節したいと思います。
意見5:同じものを探すと言うより、違うものを探すという視点で考えれば、正解が多く、間違いが少ないという形になると思います。

2 漢字の音声は、末廣さんから尾崎さんへCDで直接送付していただき、尾崎さんには残りの漢字教材を急ぎ完成していただく。
-----------------------------------------------------------------
3 授業実践報告のフォマット次の項目からなります。
 1) 子どもの様子や発達状態
   --暦年齢、生育歴、診断名、
 2) 子どもの学習形態や所属
   --例えば通級指導、固定特殊学級、交流の実態など
 3) 学習や行動上の困難な点   
   書字-読字の特徴(つまずいていること、こだわり、書字の特徴、など)、学習態
度、得意な教科、特技、保護者からの生活面での指摘、
 4) 指導の場
   --どのような指導案(レッスンプラン)か
   --めあての確認
   --書字練習の順序--手本を見る、書き順を知る、書いてみる、◎が連続3回続く
まで練習する、読みを覚える、紙に書いてみる(小林氏のレッスンプランより)
 5) 指導の展開
   --ひらがな/漢字の場合--乱雑な書き方、混同する字、傾く字、線のバランスが
悪い字、判別しにくい字、点や線が落ちる字、などの確認
   --肯定的な評価、激励、賞賛の与え方
   --学習意欲を育てる配慮
   --筆順よりも正確に書くことを心がける
   --始点が正確かを確認する
   --各数の多い漢字と扁や構えに着目
   --筆運びでは【つー】【さっ】【くるっと】【とん】などの擬音的なかけ声を
使ってもよい
   --単語の組み合わせ(熟語)の練習へ発展、反対語の唱和など
   --簡単な文章の指導
  ***学習効果と評価***
   --学習への集中度--学習開始前と現在との比較
   --習熟度の確認--学習前と現在との比較 各教材ごとの習熟度についての記述

   --評価の規準を念頭にいれること。
 6) 指導と今後の課題
 
 ◎表記上の留意点です。
 1) 固有名詞を使う際の注意点です。
 --子どもの名前の例  兵庫太郎の場合は H.T.
 --学校名の例  Y小学校の場合はH県のY小学校  Kは
S県M小学校  H小学校は K市H小学校 など
 --教師名の例  石野あさんの場合は K.I.

 2) 画面のスナップショットを入れて下さい。例えば児童の学習画面、書字練習画面などです。
 3) 文語体の【である調】としてください。
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO61
◎尾崎氏より:
教材を更新しました。線つなぎ課題を5追加して全部で10としました。画面の都合上、一部いただいた資料をアレンジした部分もございます。問題があればお知らせください。
それから「線を引く」コーナーでは
◎線つなぎを+5
◎迷路を15
◎線なぞりを15
で45課題とする予定です。学校はお休みに入られると思いますが出来たものから公開して行きますので時々は確認をしてみてください。
http://www.kogumadesign.com/CEC/

これまでの更新状況です。
2004/12/11 漢字「貝」「花」「山」「雨」「青」「赤」「大」「中」「出」「分」公開
2004/12/21 漢字ファイル20文字追加
2004/12/24 線つなぎ課題追加

ーーー> 書字練習プログラムのサポートBBS
http://www.kogumadesign.com/CEC/support/wforum.cgi

◎第13回の研究協議は12月26日日曜日の午後9時からです。今年最後のネット上の協議となります。
  協議話題
    教材作成の報告--尾崎氏
    これまでの授業実践のまとめ--各分担者
    授業実践のまとめとフォマット--成田
    その他
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO60
11月23日に開催された第2回評価・改善委員会では委員の方々より次のような要望点やコメントが寄せられています。来年2月の成果のまとめに向け、より良い成果をおまとめくださるようお願いいたします。

◆本プロジェクトへの各委員からの要望・コメント要望(改善点):子ども一人一人の認知特性に合わせた教材や学習プログラムに配 慮す
ること。コメント(留意点):タブレットPCの代わりに紙にしたらどうなるかの検討をすること。
その他:子どもの集中を引きつけ、モチベーションを持ち続けられるコンテンツを開発して欲しい。筆点情報をとるようにし、次のポイントや手の動かし方を表示するなどプログラムを工夫すること。

◆漢字教材の最新のものがアップされています。
 漢字ファイル20文字が追加されています。ダウンロードしてお使いください。 尾崎さんには多謝です。引き続き年内に漢字教材を終えて頂き、選択問題のほうにも取りかかって頂きたいです。ダウンロードするページのURL:http://www.kogumadesign.com/CEC/
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO58
平成16年度Eスクエア・アドバンス成果発表会は平成17年3月4-5日に東京で開かれます。 http://www.cec.or.jp/e2a/e2a/seika16.html
***上記の発表会に参加希望の方、小生までご連絡ください。一泊二日の旅程となります。費用はプロジェクトが持ちます。

それに伴い、研究の成果物を印刷せねばなりません。その内容は、主として授業実践報告となります。今からその原稿の作成をお願いいたしたく、以下のような授業実践の項目と授業実践報告の稿立てをお考えくださり、この冬休みからご執筆ください。原稿の締め切りは後日お知らせいたしますが、平成1月20日前後とご承知おきください。

◆記録/報告原稿のフォマット--サンプルについて
 記録/報告のフォマット--サンプルは次の項目からなります。これらは授業実践報告の稿立てとなるものです。

 1) 子どもの様子や発達状態
   --暦年齢、診断名、書字-読字の特徴(つまずいていること、こだわり、書字の特徴、など)、学習態度、得意な教科、特技、保護者からの生活面での指摘、
 2) 指導の場
   指導案(レッスンプラン)
    --めあての確認
    --書字練習の順序--手本を見る、書き順を知る、書いてみる、◎が連続3回続くまで練習する、読みを覚える、紙に書いてみる(小林氏のレッスンプランより)
 3) 指導の展開
   --ひらがな/漢字の場合--乱雑な書き方、混同する字、傾く字、線のバランスが悪い字、判別しにくい字、点や線が落ちる字、などの確認
   --肯定的な評価、激励、賞賛の与え方
   --学習意欲を育てる配慮
   --筆順よりも正確に書くことを心がける
   --始点が正確かを確認する
   --各数の多い漢字と扁や構えに着目
   --筆運びでは【つー】【さっ】【くるっと】【とん】などの擬音的なかけ声を使ってもよい
   --単語の組み合わせ(熟語)の練習へ発展、反対語の唱和など
   --簡単な文章の指導
  その他
   --学習への集中度--学習開始前と現在との比較
   --習熟度の確認--学習前と現在との比較

 ◎表記上の留意点です。
 1) 固有名詞を使う際の注意点です。
 --子どもの名前の例  兵庫太郎の場合は H.T.
 --学校名の例  B小学校の場合はH県のY小学校  M小学校は S県M小学校  H小学校は K市H小学校 など
 --教師名の例  石野恵子氏の場合は K.I.

 2) 画面のスナップショットを入れて下さい。例えば児童の学習画面、書字練習画面などです。
 3) 文語体の【である調】としてください。
 
4 第13回の研究協議は12月26日日曜日の午後9時からです。今年最後のネット上の協議となります。
  協議話題
    教材作成の報告--尾崎氏
    これまでの授業実践のまとめ--各分担者
    授業実践のまとめとフォマット--成田
    その他 
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO56
1 本プロジェクトのアドバイザーである金子先生より、先日のI小学校とY小学校の視察に関するコメントが寄せられました。先生の許諾を得て掲載いたします。
金子氏:
先日は大変お世話になり、ありがとうございました。先生方が熱心に取り組んでおられる様子を拝見でき、有意義でした。子どもたちも興味を持って学習に向かっており、タブレットPCの効果が期待できるものでありました。遅くなりましたが、気になる点は以下の通りです。

1.タブレット表面の傷や耐久性が若干気になります。
2.ペンタッチと軌跡の表示に若干のタイムラグがあるのはやむを得ないでしょうか。
3.書き順表示の速度をもう少しゆっくり。
4.ガイドラインの色や濃さを、子どもによって変えることは?
5.ガイドラインから逸脱しても正解になるようですが、子どもによって基準を変えることは可能でしょうか。
6.画面への写り込みは、照明などの使用環境の工夫によって改善されるでしょうか。
以上、思いつくままに感想を述べさせていただきました。今後のご検討をお願いいたします。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO55
1 第12回の研究協議の議事録です。
 --13日までに全ての漢字/線つなぎの教材をアップする。
 --今週中に迷路や【選択課題--異なるもの】などの教材を部分的にアップする。
 --20日からの週に残りをアップする予定である。
 --GETAのファイル箱から音声ファイルがダウンロードできない漢字がある。
   成田が尾崎氏へ再度FTPかメールの添付でファイルを送る。
   
 成田:
 --授業実践の記録をつけておいて欲しい。これは報告書の内容となるものである。
 --ビデオも撮って保存して欲しい。学習の振り返りなどにも使える。
 --記録のフォマットは分担者に任せる。
 
2 学習記録のフォマット--サンプルは次の項目からなります。
 1) 子どもの様子や発達状態
   --暦年齢、診断名、書字-読字の特徴(つまずいていること、こだわり、書字の特徴、など)、学習態度、得意な教科、特技、保護者からの生活面での指摘、
 2) 指導の場
   指導案(レッスンプラン)
    --めあての確認
    --書字練習の順序--手本を見る、書き順を知る、書いてみる、◎が連続3回続くまで練習する、読みを覚える、紙に書いてみる(小林氏のレッスンプランより)
 3) 指導の展開
   --ひらがな/漢字の場合--乱雑な書き方、混同する字、傾く字、線のバランスが悪い字、判別しにくい字、点や線が落ちる字、などの確認
   --肯定的な評価、激励、賞賛の与え方
   --学習意欲を育てる配慮
   --筆順よりも正確に書くことを心がける
   --始点が正確かを確認する
   --各数の多い漢字と扁や構えに着目
   --筆運びでは【つー】【さっ】【くるっと】【とん】などの擬音的なかけ声を使ってもよい
   --単語の組み合わせ(熟語)の練習へ発展、反対語の唱和など
   --簡単な文章の指導
  その他
   --学習への集中度--学習開始前と現在との比較
   --習熟度の確認--学習前と現在との比較
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO52
I小学校とY小学校での授業実践を観察してきました。

1 分担者からの要望や意見と答え
◎タブレットPCの画面の保護と見やすさの工夫
 --手書きに適したカバーシートを日本油脂が作っている。一枚千円ぐらいだが、連絡してくれればたぶん無料で提供できると思う。以前に手書きの研究をしていたので興味がある。

◎生徒の認証画面は、9999といれて子どものパスワードを設定していただく必要があります。
◎実線のプロンプトについての感想。
 --色の濃さはいかがでしょうか
 --教室の明るさが影響しますね、、
 --実線のほうが良い、という意見ですね、、
 --少し濃いかな、、、、という意見ですね。
 --同じく実線で,もう少し薄目が良いと思います.
 --プリントアウトのことも考える必要があるようです。
◎ガイドラインを消す、、という提案です。
 --学習前と後とを比較できるのでガイドラインを残したほうが良い
 --実線にするとかなり問題は解決するのですが、さらに天井の蛍光灯の反射を防ぐよい方法があれば教えてください
◎蛍光灯と窓からの光で画面が見えにくく困っております。いい方法はありませんか?
 --座布団をかませて画面に角度をつけていますが、それでも反射は気になります
◎書き順を表す線のスピードが速く,画数の多い漢字の筆順は覚え切れません。ゆっくりになりますか?
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO51
最新の教材がアップされています。ダウンロードしてお使いください。 2004/12/04 ひらがな追加(マ行まで公開) 2004/12/02 ひらがな追加http://www.kogumadesign.com/CEC/
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO48
○教材作成上の要望点やタブレットPCの使い方としてとして以下のことが話し合われました。

田中さん:生徒の無意識でのボタン接触を防ぐために、画面を縦向きにして対応できる。
田中さん:四の字の書き順が違っているの修正して欲しい。
尾崎さん:学習結果の保存に不具合がすこしあるので修正中である。
成田:線つなぎの教材を希望している。
尾崎さん:現在、線つなぎの教材を作成中なので来週の頭にアップできる。
西谷さん:左利きの生徒に対する配慮としてサンプルと学習面をひっくり返すことができれば望ましい
石野さん:3名の練習で現在の対象は1名で、これまで4回練習した。
石野さん:漢字の数をを増やしてほしい。
田中さん:これから作る漢字を実線でつくるのが可能かどうか。
成田:次回アップする漢字についていくつかサンプルを作っていただく。
尾崎さん:漢字のサンプルで塗りつぶしたものを次回に提案する。
石野さん:ペンが画面から離れて文字がとぎれても正解となってしまうことがある。、
石野さん:アイコンに説明の噴出しの文字をつけてはどうか、、、
尾崎さん:説明の噴出しは次回の配布の教材でつけてみて、分担者の意見を聴取する。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO46 2004年11月25日
”タブレットPCの手元操作でボタンが手に触れて困るという件に関して改善策があります。内のり13ミリのゴムホースをコンピュータの長さに切り切り開いてかぶせるのです。これだと、ボタンが手に触れないで操作できると思います。ほかに、良い改善策がありましたらお知らせください。”
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO45 2004年11月24日
○勝美印刷システムの尾崎氏よりのコメントです。
本日11月23日午前10:00の段階でひらがな20文字+漢字10文字を公開しております。
【補足事項】
1)前回、お話した仕様修正と漢字+10文字は現在作業を進めています。課題の追加をお待ちいただいていると言う事ですので先行して作業が終了しているところまで公開しています。
2)漢字プログラムのイラスト画像と音声は組み込んであります。手元の環境では動作しますが、WINDOWSプロジェクター形式+タブレットPCでは動作しておりません。現在調整中ですので次回公開版で修正予定です。次回公開は明日を予定しております。

◎教材をダウンロードするページ
 http://www.kogumadesign.com/CEC/

3 西谷さんからの第2回評価・検討委員会の報告です。
今日,CECでの発表をさせていただきました.先ほど,自宅に戻りました.今回は中間発表という位置づけでしたので,全体的に前回より厳しい意見が多かったという赤堀先生の講評でした.どの発表も興味深く聞かせて頂きました.携帯のGPS機能を使った地域のマップ作成などの取り組みが多かったのが特徴かなと思いました.私たちの取り組みは,子どもに何の力をつけるのかというねらいがはっきりしているのでその点は自己評価ですがこのプロジェクトが大変意義が大きいと思っていす.さて,委員の方から次の意見が出ました.ご一読下さい.僕としては,特に,東京農工大学の中川正樹先生の意見が参考になりました.明治学院大学の金子健先生とはいろいろお話しができました.この取り組みをとても応援して下さっていました.

【委員の意見】
○実際の指導では紙に書く作業にフィードバックするように。
○漢字単体で練習するのではなく、用例として練習すること。
○タブレットPCを書字練習に使うことは有効だと思う。期待している。
○認知特性とのつながりをもっと前面に出した使い方をしてほしい。(二人の委員から指摘)
○書こうとしている文字を先にポイント表示していくプログラムはできないか
○筆点のXY座標を0.1秒以上の精度で間隔を記録していくようにぜひしてほしい。後で再生できるので。
○商用目的でなければ手書きフォントを提供できる。 実際の手書き文字に近いフォントなので使ってみてはどうか。また手書きに適したカバーシートを日本油脂が作っている。一枚千円ぐらいだが、連絡してくれればたぶん無料で提供できると思う。以前に手書きの研究をしていたので興味がある。富士通の明石の研究所のメンバーに協力させてもよい。(中川正樹教授)

最後の3つの○について,ぜひご検討いただければと思います.それから,3月4日5日の発表について,全てのプロジェクトに対して赤堀先生からのアドバイスがありました.それは,発表時間の厳守,見栄えの良いプレゼンテーションになるよう工夫すること,子どものどの部分が伸びたのかはっきり分かるようにすることということでした.
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO43 2004年11月21日
1 タブレットPCの使い方で次のような課題が発生しています。
  小林さん:タブレットの使い方を練習しているとき、子どもの手首が操作ボタンにふれて、画面の大きさが変わってしまったのです。
が、みなさんのところは、そんなことありませんでしたか?
  石野さん:同じようなことがありました。
  小林さん:カバーをしないといけないかなぁと思いました。
  田中さん:わたしのところでは、電源ボタンに手があたってしまうことが2,3度ありました。

2 教材の学習履歴の保存場所は以下となります。
C:\Documents and Settings\Windowsのユーザー
名\ApplicationData\Macromedia\Flash Player\localhost\kyozai\kyozai.exeの中にあります。なお、履歴の保存先はツールからすべてのファイルの表示と設定をしなくては見ることができません。

3 尾崎さんからの連絡では、ひらかな、漢字の追加教材は23日の早い時間に更新データをアップしてくださいます。24日以降引き続き実践授業のほうよろしくお願いいたします。火曜のなるべく早い時間に更新データをアップしますのでよろしくお願いします。

4 金子健明治学院大学教授、、南氏、成田の学校訪問の予定を12月6日月曜日(未確定)とします。時間は午前中Y小、I小学校、11時40分からH小学校とします。なお、社小と泉小の授業は調整していただきます。私のほうから事前に各校長へ訪問希望で連絡いたします。

5 23日の評価改善委員会(第2回)中間報告会に西谷さんが参加し、本プロジェクトの進捗状況を報告してくれます。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO40 2004年11月14日

◎教材の改良点
 −練習したものの漢字は色が変わる。
 −イラストと音声は随時追加する。
 −前に進む、後に戻るのアイコンは右向き、左向きとする。
 −漢字の配列は末廣さんの提案(開発教材提案.-末廣.doc)どおりする。
 −保存、プリントアウトのバグをとる。

2 タブレットPCに関しての情報
 −筆圧のコントロールができないという制約がある。
 −生徒にはペンをたてて使ってもらうことを指導する。
 −タブレットPCで筆順や形を学ばせて、細かいところは実際の鉛筆での練習で補う。
 −タブレットPCのペンの使い方に時間をかけること。

3 音声、イラストのファイル
 −ファイルはGETAのファイルの共有にアップしてある。音声は末廣さんがアップ完了、イラストは田中さんが随時追加する。

4 授業実践の計画案について
 −小林、末広さん:I小学校は4名
 −石野さん:国語の時間、1名には漢字の練習で、週3回は最低実践したい。
 −橋本さん:対象児は3名、自由が丘小で担任との打ち合わせしながら週に3回くらい、
三木養護は1−2名、週3回くらい、幼稚園児は保護者と相談してきめる。
 −西谷さん:児童は通級なので週一回が限度
 −田中さん:2名の生徒に週3回くらいの練習
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO35 2004年11月1日
1 本日1日の午後9時より第7回の研究協議をネット上で行います。
 ◎討議話題 
  --教材の進捗状況
  --LD, ADHD児の聴覚と視覚からの情報処理過程と誤字の特徴に関する話題提供
  --その他
2 11月23日はCECでの第二回評価・検討委員会が開催され、研究分担者の西谷氏が参加します。
3 プロジェクトのホームページの作成についての進捗状況
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO34 2004年10月26日
1 西谷さんから2つのメモです。疑問点は彼に問い合わせてください
1) タブレットPCにWindowsXP SP2をインストールしました.SP2でタブレットPC 2005というバージョンに自動的にアップされるようです.
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/tabletpc/default.mspxをご覧下さい.
2) ウイルス対策ソフトですが,avast4をインストールしました.フリーですが,XPのSP2に対応しています.更新もきちんとしてくれますし,日本語対応です.http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/security/antivirus/avast.htmlをご覧下さい.
2 現在、このプロジェクトのホームページを勝美印刷株式会社でデザイン中です。このページは不特定多数の方へ公開する方針です。
3 次回第7回の協議は11月1日月曜日午後9時からです。書字障害と読字障害の診断方法などについて西谷さんより解説もあります。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO33 2004年10月24日
-------------------------------------------------
協議内容
◎タブレットPCの設定について
 ソフトキーボードを使って入力する。
 タブレットPC無線有線が使える。
 CD-ROMの起動装置は装着していない。
 各自WindowsXP SP2をインストールすること。
 タブレットPCの入力の反応の遅さはペンを立てることで解消できる。
 
◎サンプル教材のインターフェイスの改良点
 http://www.kogumadesign.com/CEC/samples.html
 アイコンは次のもにする。
  すぐ見るーー>目
  すぐ消すーー>消しゴム
  保存するーー>フロッピーディスク
  印刷ーー>プリンタ
 使わないアイコンを薄く表示する。
 若干アイコンを大きくする
 再生のときは画面の背景の色を変える。
 練習用画面の印刷のアイコンを入れる。
 練習後の画面の印刷は開発時間との関連で今後の課題とする。

◎教材配布方法と日程:
 11月中旬に教材をアップし、分担者ほ自分のタブレットPCにインストールする。
 ネットワーク上で教材を配布することとする。
 タブレットPC無線有線が使えるのでいずれかの方法でダウンロードする。
 教材はマックでも利用できる。
 
◎その他
プロジェクトのホームページを作成する必要がある。
次回第7回の協議は11月1日月曜日午後9時からとする。
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO32 2004年10月22日
今日,タブレットPC届きました.ありがとうございました.
早速,セットアップをしました.無線LANも接続できて動作は快調です.キーボードがないのは慣れる必要があると思いました.ワークショップ楽しみにしています.その日程タブレットPCのOSに関してお願いWindowsXPのセキュリティ対策でサービスパック2(SP2)をインストールしていただきたいことです。一週間に一度など定期的にWindows Updateで更新してください。なお、
タブレットPC上のウイルス対策などはご自分でお願いいたします。無料のウイルス対策ソフトとして、例えばAVG Anti-Virus Free Editionなどがあります。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO29 2004年10月20日
1 教材と指導法を検証する実践校ですが、三木市内で3校となることになりました。
実践校は、K小学校、M小学校、B小学校、B小学校、M小学校、M養護学校、M幼稚園です。それに伴いタブレットPCを一台追加していただく必要がでてきました。勝美印刷株式会社のほうで追加購入していただくことになりました。

2 タブレットPCは今週中に実践校へお渡しできることになりました。M小学校には直接配送いたします。どうか使い方を各自でお試しください。

3 西谷さんへお願いです。院生の橋本さんとで「LD児の漢字学習とその支援」という本を読んでいます。その中で発達のアセスメント方法であるK-ABCにある下位検査項目に漢字書字に関する仮説的機能、の箇所があります。そこでお願いです。次回10月24日の協議でK-ABCが指摘する聴覚と視覚からの情報の処理の過程と誤字の特徴についてネット上の資料を使いながら20分位で解説してくださいませんか。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO28 2004年10月19日
2 尾崎氏より教材のサンプルをアップしていただいております。24日の音声会議で協議いたします。事前に参照してくださりご意見をお願いします。http://www.kogumadesign.com/CEC/samples.html

3 10月18日にH小学校で小林、末廣教諭と院生の橋本岳さん、成田とで実践の打ち合わせをしました。橋本さんには、Y小学校での実践活動に補助者として参加して貰うことになっています。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO25 2004年10月13日
1 第6回の音声会議による研究協議は10月17日日曜日午後9時からです。話題提供者はネットに資料をあらかじめアップしておいてください。
◎協議予定事項
 1) 教材の進捗状況の報告と討議 話題提供 尾崎氏
 2) タブレットPCの配布方法について 話題提供 成田氏
 3)  ホームページの作成、その他

2 西谷さんからの問い合わせです。
“タブレットPCで実際にペンを使ってサンプルでアップされている「山」の課題をやってみました.マウスではドラッグに問題なくついてくることができるのに,肝心のタブレットのペンではかなりスピードが遅くなります.尾崎さんがこの点を把握されているかどうか気になりましたのでメールさせて頂きました。”

3 三原義男氏よりの連絡です。
”タブレットPCですが、富士通製の12.1インチ最新版を発注して10月15日には当方の手元に来る予定です。配送はどのように行いましょうか?兵庫教育大学へ8台持っていったらよいですか?”
○成田からの返事
”そうですね、教材は入っていませんが、実践校の先生方に使い方を慣れて頂くためにも、事前にお渡ししてみましょうか。次回の会議でこの件をはかります。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO23 2004年10月3日
第5回の音声会議による研究協議の議事録です。
1 出席者 小林、末廣、石野、西谷、田中、尾崎、成田、南(CEC)(敬称略)
2 教材で使うイラストについて田中氏より説明があり、教材での利用については市販のイラスト集を購入して使用することが提案された。
3 学習履歴の保存形式について、尾崎氏より以下の提案があった。
 1) 保存は任意の履歴を保存でき、また削除も出来るようにしたい。前回の会議で提案された最初、中間、最後、の3回の保存では困難があることが判明した。
 2) 漢字の音声での読みは、原則として訓読みをいれる。訓読みがない漢字については音読みとする。
 3) 音声は研究分担者のデジタル音声とする。
 4) ガイドとなる点線は、フェイドアウトできるようにボタンやスライドバーなどで制御し、点線を薄くする工夫をする。
 5) イラストの配置は、見本と練習用画面の上に出るようにする。
4 迷路、点つなぎ、などの教材の作成は、すでに提案されている種類とし、難易度に対応したサンプルを作る。それを次回の協議で検討する。
5 次回第6回目の協議は10月17日日曜日の午後9時からとする。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO19 2004年9月21日
1 学習履歴の保存は、保存、再生、リセットのボタンをつけて指導する先生の便宜を図る。
2 書字練習の通過点の数は文字によって異なる。尾崎氏にはとりあえず、【し】のサンプルのような仕様で作っていただき、その後田中さんらがフラッシュでチューニングする。
3 文字のイラストは引き続き田中さんに選択してもらい、随時GETAの書簡箱やMLで周知してもらう。
4 Flashの購入希望は尾崎さんです。
5 タブレットPCの入荷は、一度ではなく取り寄せられる台数から購入する。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO15 2004年9月3日
●ソフトウエア制作仕様書の内容について

○提案:学習軌跡は練習毎に自動的に更新され、書き換えれていく。任意の軌跡を保存するものではない。
質問:履歴は保存できないか。
回答/討議:200余りの教材課題についての履歴の保存は、困難である。実践授業の最初、中間、終了時の時点での履歴の保存なら可能である。生徒や教師は、再生ボタンを押すことによって、最後に学習した履歴を反芻することができる。

○提案:1台のタブレットPCに複数の生徒のデータを保管できる。
質問:具体的に何人位がログインできるのか。。
回答/討議:技術的にはいくらでもログインできる。一台で5名くらいとしたい。

○提案:学習課題は、ひらがな、漢字、点つなぎ、迷路、線なぞり、塗り絵、選択抹消などで教材課題は200位となる。
質問:生徒が学習していく際の励みとなるものや進み具合を自分で理解できる目安はないか。
回答/討議:進み具合を知るために、一課題ごとにポイント制を採用する。但し、習熟度の評定は、各教師が生徒の達成度についての観点を設定したものに準じて評定することになる。

○提案:【ひらがな】48文字、【ひらがな濁点付】25文字、【ひらがなその他】2文字(ゐゑ)の教材とする。
回答/討議:ひらがな濁点付とその他の文字の練習課題はあまり重要ではないので作成は濁点は「ば、ぱ」などの数文字とする。

○提案:漢字などのプログラム制作は、容易な文字であるレベル1から開発に着手する。
質問:漢字などの意味づけの理解などのために、漢字に対応するイラストや音声の利用はできないか。
回答/討議:漢字に対応するイラストは素材集を使い、音声はデジタル音を使う。イラストの選択と録音は田中、末廣両氏にお願いし、尾崎氏らとで細部を話し合う。

○提案:制作スケジュールでは、9月30日より10月20日の間に教材をタブレットPCにインストールして授業実践していただきたい。
質問:教材の追加とインストール方法はどうなるか。
回答/討議:教材追加のために、教材の配信はネットで行いたい。
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO10 2004年8月27日
8月20日開催の第1回評価・改善委員会において各委員から出された改善点などについて次のように回答しておきました。

(1)要望(改善点)
・子どもの手や目の動き等から心理的背景を探る仕掛けについても研究すること。
回答:学習に障害のある児童生徒の指導方法には次の点を留意する。学習に障害ある生徒の中には、読むことよりも書くことに大きな困難を示す者もいれば、読み書き、つまり文字の受容と表出の両方を苦手とする者もいる。前者は視覚を通じて得た情報を受容する視覚認知よりも、そうした情報を文字や文として表出するために変換し、運動機能に伝える過程のどこかがうまく機能していないと考えられるし、後者は視覚認知にも問題があると考えられる。文字を書くためには、視覚情報の分析、統合、記憶や目と手の運動の調整などの複雑で高度な能力が必要である。
 
 このため、こうした児童生徒に対しては、文字や文などの視覚情報を絵や図などの他の視覚情報と関連させて提示したり、目と手の運動の協応を図ったりするなど、複数の感覚器官の能力を統合させる指導が考えたい。また、文字を書き写させるいわゆる視写課題の遂行と、聞いたことを書かせるいわゆる聴写課題の遂行に差があるかなどの視点も指導の展開に取り入れたい。なお、書字に困難を示す児童生徒の中には、描画などを苦手とする者も多いので、易しい点結びや描画課題を取り入れるなどの工夫をする。書字のための運動機能に困難を示す児童生徒には、文字を書くことや自分の考えを文字で表すことに興味を持たせることに留意し、そのような教材を開発する。

・タブレットのペン材質などハード要件についても研究すること。
回答:タブレットPCには、備え付けのプラスティック製のペンが装着している。現在、使われているPDAなど電子手帳などの場合は、ペンの他に指先やボールペンの先でクリック作業や書字ができる。しかし、2種類のタブレットPCを使った実験結果では、こうした代替の入力方法では動作しないことが判明している。授業実践に際しては、児童生徒の指の巧緻性を事前に調べて、その子らに最適な太さや長さのペンを用意したいと考えている。

(2)コメント(留意点)
・児童生徒が意図する所と違うところにペンを押す等の雑音情報に対して、十分留意すること。
回答:教材の提示の際に、学習外の領域や場所へペン動作が続くときには、学習者に対して警告や負の強化をするのではなく、無視するなど雑音情報に反応しないという機能を教材に盛り込む。決められた領域以外にペンが動くときは、描画の軌跡が現れないように教材に仕掛けるのも雑音情報対策の一つとなる。

・筆圧測定や慣れるまでの訓練からやっていくのが良い。
回答:タブレットPCは、書字や描画の際の筆圧の感知を調整することができる。児童生徒がタブレットPCを使って学習するときは、事前に最適な筆圧を設定することとする。しかし、Flashでの学習教材自体に筆圧を感知する設定は困難であることが判明している。筆圧測定は、事前の描画の遊びや簡単な練習などの情報から検討し、児童生徒が最も負担のない状態で学習に取り組めるよう個々の生徒に応じて筆圧を設定したいと考える。
●◇ E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO8 2004年8月23日
研究分担者の所属長あて、研究指定校の依頼を文書と面接でいたします。

次の事項を8月25日までお知らせください。なお、Y小学校長からは了解をいただております。
校長名       指導担任者名
学校名
学校住所 〒  電話
メールアドレス(校長と指導担任者の両方)
●◇E-スクエアアドバンス ニュースレター◇● NO7 2004年8月21日
1 発表と質疑応答ではつぎのような質問が委員からでました。
1) タブレットPCを使う利点は何なのか。
2) 従来の教材との違いはなにか。本プロジェクトの教材の特徴、売りはなになのか。
3) 教材のコンセプトには医学、心理、教育、生徒の障害の程度などを考慮した設計となっているか。
4) タブレットPCが生徒に使わせる際の、筆圧関知などの設定はどうなるのか。また、ペン材質、太さ、持ちやすさなどを考慮すべきでないか。
5) を学習領域外に触れたときの不用な動きの処理、
 
2 次回の評価・改善委員会は11月23日(勤労感謝の日)午後12時30分から5時まで、同じくCECで開かれます。どなたか出席したい方おりませんか。お申し出ください。

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